絵画用語

モチーフ

「モチーフ」とは、作品の中心となる対象物、または作品を創り出すきっかけとなったアイデアやテーマを指します。 「モチーフ」は、絵画作品を語る上で欠かせない言葉です。作品を造る際には、何をモチーフとしているのか、そのモチーフが作品にどのような意味を与えるのか、などモチーフを意識することが作品づくりの第一歩です。

描かれる対象
  • 人物、風景、静物など、実際に絵の中に描かれる具体的なものを指す場合が多いです。 例えば、静物画のモチーフは花や果物、人物画のモチーフは人物そのもの、風景画のモチーフは自然風景など。
作品を構成する要素
  • 作品全体を構成する、特定の人物、姿勢、形などを指す場合もあり、 例えば、肖像画において、人物の表情が作品の重要なモチーフとなることがあります。
作品の中心的な思想やテーマ
  • 作品を通して表現したい、作者の個人的な感情や社会的なメッセージなど、抽象的な概念を指す場合もあります。 例えば、「死」や「愛」といった抽象的な概念がモチーフとなることもあります。